トキと白鳥

kanazu362013-03-21

春とともに放鳥トキの抱卵と白鳥のシベリアへの旅立ちが
始まった。
・トキ
 ・トキの飼育数
  環境省は平成24年7月30日、平成24年のトキの繁殖などについて発表した。
  公表によると、佐渡トキ保護センター、野生復帰ステーション、多摩動物公園いしかわ動物園、トキ分散飼育センター及び長岡市トキ分散飼育センターで繁殖に取り組み、7月26日現在で50羽のヒナが成育している。
  この結果、日本国内で飼育されているトキの総個体数は199羽(うち平成24生50羽)。
 ・トキの産卵
  新潟県は3月13日、佐渡市佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションで飼育している8歳の雄と9歳の雌のつがいのトキが、今年初めて産卵したのを確認したと発表した。
  このつがいは、昨年3月14日にも産卵したという。
  これまで最も早い産卵確認日は平成22年3月8日で、昨年は島根県出雲市のトキ分散飼育センターのつがいが3月13日に産卵した。
  今年は出雲市をはじめ新潟県長岡市など全国4カ所にある分散飼育センターを含め、計30組のつがいで繁殖に取り組んでいる。
 ・佐渡島内の野生下のトキの数
  3月7日現在、佐渡島内の野生下では雄32羽と雌24羽・性別不明の若鳥8羽を含め計64羽が確認されている。
 ・放鳥トキの抱卵
  環境省は3月14日、佐渡市の放鳥トキのペア1組が卵を温める抱卵を始めたと発表した。
  抱卵の確認は今季初めてで、放鳥を始めた2008年以降、最も早い抱卵確認となった。
  有精卵なら、4月10日ごろにもひなが誕生する。
  3組目の営巣とほかにも20組程度がペアをつくる兆候が見られる。
 ・1年ぶりに放鳥トキが石川県珠洲市に飛来
  佐渡市で2008年に放鳥された雌のトキが3月6日、石川県珠洲市で確認された。
  トキの飛来は約1年ぶりで、石川県は「繁殖期にパートナーを探しに来たのではないか」と推測している。
  県の担当者が足輪の識別番号を調べたところ、佐渡市で2008年9月に放鳥された10羽のうち1羽で、富山県黒部市にすみ着き、「トキメキ」の愛称で知られるトキだと分かった。
・白鳥
 ・新潟県内の白鳥の飛来地
  新潟県内には、瓢湖阿賀野市)・佐潟新潟市赤塚)・お幕場大池公園(村上市
  ・五十公野公園(新発田市)・鳥屋野潟公園(新潟市)・朝日池(上越市大潟)
  などの湖沼に多くの白鳥が飛来する。
  今年も瓢湖佐潟の白鳥を見てきた。
 ・瓢湖阿賀野市)
  ことしの1月2日、瓢湖に18年ぶりに三代目の「白鳥おじさん」が復活し、「こーい、こい」の掛け声とともにエサまきがはじまり、多くの見物客で賑わった。
  ・ことしの白鳥飛来は、昨年より2日遅い2012年10月6日で8羽
  ・最高は2012年11月22日の4063羽
  ・2013年3月15日が10羽
 ・佐潟新潟市西区赤塚)
  ・ことしの白鳥飛来は、2012年10月6日で3羽。
  ・最高は2012年12月28日の4913羽
  ・2013年3月1日が579羽
  ・2013年3月8日が0羽
  3月15日佐潟を訪れたが白鳥の姿はなくカモばかり。
白鳥がシベリアへ旅立ち佐潟では白鳥の姿はなくカモばかり。
これからは、トキの抱卵、ひな誕生、そして6月上旬のトキ8次放鳥とトキの話題が続く。
白鳥の姿は (イラストを模写)