大相撲荒れる春場所終わる

kanazu362013-03-25

上位陣が崩れることが多く、「荒れる春場所」の異名で呼ばれる
大阪場所。
荒れる春場所終を制したのは全勝優勝の横綱白鵬
場所中に達成した白鵬の記録と春場所の話題などを新聞から
拾った。
・荒れる春場所横綱白鵬が独走で全勝優勝
 大相撲春場所は千秋楽に横綱白鵬横綱日馬富士を上手投げで破り、全勝で北の湖(現日本相撲協会理事長)に並ぶ史上4位多タイの24回目の優勝を飾った。
横綱白鵬の場所中の記録
 ・5日目の3月14日、横綱500回連続出場(2007年名古屋所で横綱に昇進から休場は1度もなし)
 ・8日目の3月17日、勢を破り千代の富士を抜いて単独最多の26度目のストレート給金を決めた
 ・10日目の3月19日、関脇把瑠都を破り北の湖と並ぶ史上最多の37場所連続の2桁勝利
 ・12日目の3月21日、大関稀勢の里を破り幕内通算647勝で史上9位に
 ・13日目の3月22日、関脇豪栄道を破り北の湖(現日本相撲協会理事長)に並ぶ史上4位多タイの24回目の優勝
 ・千秋楽の3月24日、横綱日馬富士を破り回目の9度目の全勝優勝で、双葉山大鵬を抜いて歴代単独最多に
・荒れる春場所序盤戦(初日〜五日目)
 「荒れる春場所」序盤5日目までに白鵬をのぞく上位陣が総崩れ。
 序盤戦を見ると、
 ・初日は関脇以上の8力士が白星スタート
 ・2日目は3大関敗れ ・3日目は1横綱と3大関が敗れる大波乱
 ・4日目は1横綱と2大関が敗れ ・5日目は1大関敗れ
 序盤5日目を終わり上位陣の成績は、横綱白鵬は5勝、横綱日馬富士は3勝2敗、大関稀勢の里は3勝2敗、琴欧洲は1勝4敗(6日目から休場)、鶴竜は4勝1敗、琴奨菊は3勝2敗とまさに「荒れる春場所」だ。
 終わってみれば、横綱白鵬は全勝で24回目の優勝・横綱日馬富士は9勝6敗と2桁に届かす・大関稀勢の里は10勝5敗・琴欧洲は1勝5敗9休・鶴竜は8勝7敗・琴奨菊は8勝7敗の成績。
横綱日馬富士が連日の金星を配給
 ・金星とは
  大相撲で、平幕の力士が横綱と取組をして勝利すること。
  三役以上(小結以上)が横綱に勝っても金星にはならず、普通に白星と呼ぶ。
 ・横綱日馬富士が連日の金星を配給
  横綱日馬富士は3日目高安、4日目千代大龍に敗れ連日の金星配給となった。
  高安は平成生まれ初の金星で、千代大龍横綱初挑戦での金星の快挙。
  横綱初挑戦での金星は、2002年名古屋で霜鳥武蔵丸を破って以来11年ぶり。
・日本人期待の力士大関稀勢の里と関脇豪栄道
 ・大関稀勢の里
  日本力士大関稀勢の里に毎場所ファンは、初優勝と綱とりを期待するのだが。
  今場所も中日までに4敗と負けが込み10勝5敗と期待外れに終わった。
 ・関脇豪栄道
  大阪出身で6場所連続関脇の豪栄道は、連日大声援を受け春場所を盛り上げた。
  大関とり再スタートの今場所は、10勝5敗と2桁勝利を挙げたが、両横綱と1大関に敗れ上位陣の壁は厚い。
・元横綱武蔵丸武蔵川部屋再興と元大関雅山の引退
 ・元横綱武蔵丸武蔵川部屋再興
  元横綱武蔵丸(41)の武蔵川親方が4月1日付けで藤島部屋から独立し、武蔵川部屋を再興することが3月22日日本相撲協会から承認された。
  外国出身親方が部屋を持つのは、同じくハワイ州出身で元関脇高見山の東関親方が、1986年に高砂部屋から独立して以来。
 ・元大関雅山の引退
  春場所十両9枚目の元大関雅山は、千秋楽に鬼嵐を破り3勝12敗の成績で終わった。
  取組終了後、体力の限界を理由に引退を表明した。
  今後は年寄「二子山」を襲名し、藤島部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたる。
荒れた春場所に満員御礼が10回も出た。
夏場所は5月12日から東京両国国技館で開催される。
夏場所は、横綱日馬富士の巻き返しなるか、関脇豪栄道の2場所連続の2桁勝利なるか。
春場所をテレビで (イラストを模写)