大相撲荒れる春場所終わる
上位陣が崩れることが多く、「荒れる春場所」の異名で呼ばれる
大阪場所。
荒れる春場所終を制したのは全勝優勝の横綱白鵬。
場所中に達成した白鵬の記録と春場所の話題などを新聞から
拾った。
・荒れる春場所横綱白鵬が独走で全勝優勝
大相撲春場所は千秋楽に横綱白鵬が横綱日馬富士を上手投げで破り、全勝で北の湖(現日本相撲協会理事長)に並ぶ史上4位多タイの24回目の優勝を飾った。
・横綱白鵬の場所中の記録
・5日目の3月14日、横綱500回連続出場(2007年名古屋所で横綱に昇進から休場は1度もなし)
・8日目の3月17日、勢を破り千代の富士を抜いて単独最多の26度目のストレート給金を決めた
・10日目の3月19日、関脇把瑠都を破り北の湖と並ぶ史上最多の37場所連続の2桁勝利
・12日目の3月21日、大関稀勢の里を破り幕内通算647勝で史上9位に
・13日目の3月22日、関脇豪栄道を破り北の湖(現日本相撲協会理事長)に並ぶ史上4位多タイの24回目の優勝
・千秋楽の3月24日、横綱日馬富士を破り回目の9度目の全勝優勝で、双葉山・大鵬を抜いて歴代単独最多に
・荒れる春場所序盤戦(初日〜五日目)
「荒れる春場所」序盤5日目までに白鵬をのぞく上位陣が総崩れ。
序盤戦を見ると、
・初日は関脇以上の8力士が白星スタート
・2日目は3大関敗れ ・3日目は1横綱と3大関が敗れる大波乱
・4日目は1横綱と2大関が敗れ ・5日目は1大関敗れ
序盤5日目を終わり上位陣の成績は、横綱白鵬は5勝、横綱日馬富士は3勝2敗、大関稀勢の里は3勝2敗、琴欧洲は1勝4敗(6日目から休場)、鶴竜は4勝1敗、琴奨菊は3勝2敗とまさに「荒れる春場所」だ。
終わってみれば、横綱白鵬は全勝で24回目の優勝・横綱日馬富士は9勝6敗と2桁に届かす・大関稀勢の里は10勝5敗・琴欧洲は1勝5敗9休・鶴竜は8勝7敗・琴奨菊は8勝7敗の成績。
・横綱日馬富士が連日の金星を配給
・金星とは
大相撲で、平幕の力士が横綱と取組をして勝利すること。
三役以上(小結以上)が横綱に勝っても金星にはならず、普通に白星と呼ぶ。
・横綱日馬富士が連日の金星を配給
横綱日馬富士は3日目高安、4日目千代大龍に敗れ連日の金星配給となった。
高安は平成生まれ初の金星で、千代大龍は横綱初挑戦での金星の快挙。
横綱初挑戦での金星は、2002年名古屋で霜鳥が武蔵丸を破って以来11年ぶり。
・日本人期待の力士大関稀勢の里と関脇豪栄道は
・大関稀勢の里
日本力士大関稀勢の里に毎場所ファンは、初優勝と綱とりを期待するのだが。
今場所も中日までに4敗と負けが込み10勝5敗と期待外れに終わった。
・関脇豪栄道
大阪出身で6場所連続関脇の豪栄道は、連日大声援を受け春場所を盛り上げた。
大関とり再スタートの今場所は、10勝5敗と2桁勝利を挙げたが、両横綱と1大関に敗れ上位陣の壁は厚い。
・元横綱武蔵丸武蔵川部屋再興と元大関雅山の引退
・元横綱武蔵丸武蔵川部屋再興
元横綱武蔵丸(41)の武蔵川親方が4月1日付けで藤島部屋から独立し、武蔵川部屋を再興することが3月22日日本相撲協会から承認された。
外国出身親方が部屋を持つのは、同じくハワイ州出身で元関脇高見山の東関親方が、1986年に高砂部屋から独立して以来。
・元大関雅山の引退
春場所東十両9枚目の元大関雅山は、千秋楽に鬼嵐を破り3勝12敗の成績で終わった。
取組終了後、体力の限界を理由に引退を表明した。
今後は年寄「二子山」を襲名し、藤島部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたる。
荒れた春場所に満員御礼が10回も出た。
夏場所は5月12日から東京両国国技館で開催される。
夏場所は、横綱日馬富士の巻き返しなるか、関脇豪栄道の2場所連続の2桁勝利なるか。
春場所をテレビで (イラストを模写)