雪割草を育て植栽し花を楽しむ
今日から4月、新潟県内も各地から桜の便りが届く季節に。
新潟県の草花に指定されている雪割草の花が咲き始め、各地で
雪割草祭りが開催されており見てきた。
・雪割草を種から育てる
五泉市愛宕にあるハウスで「村松雪割草の会」の会員が雪割草を栽培している。
約330平方メートルのハウス内には種から育てられた約10万株の雪割草がずらりと並ぶ。
同会の山賀紘三会長(70)は、「ハウス内に並ぶ雪割草は種から育てたものです」と
いいながら見学者に栽培方法を説明する。
・種をまく ・1年目で発芽し双葉が出る ・2年目にやっと三葉に
・3年目で強い苗は花を咲かす ・4年目で開花
見ごろになるまでに6年から7年かかると。
ハウス内には、1年目、2年目、3年目・・・の雪割草が並ぶ。
・雪割草の植栽
・村松愛宕山の雪割草小径(3月27日)
村松公園から山頂の愛宕山(103m)に通ずる雪割草小径の両側の雪割草が咲き始めた。
雪割草小径は、五泉市のボランティア団体「村松雪割草の会」の人たちが、愛宕山の展望台に通ずる遊歩道を雪割草小径にしようと平成16年1月から活動している。
同会では育てた雪割草を毎年少しづつ愛宕山に通ずる遊歩道に移植している。
これまでに遊歩道に10万株以上を移植、小雪割草径は年々赤・白・紫・ピンクなど色とりどりの花が咲く素晴小径に変身している。
・新潟県の「県庁の森」に雪割草を植栽(3月30日)
県庁の森に県の花に指定されている「雪割草」をと1996年ごろから雪割草を植栽している。
しかし、盗掘などで年々数が減っている。
昨年10月27日、雪割草の愛好家らでつくる「新潟県雪割草連合会」やボランティアの家族連れなど約70人が、新潟市中央区の県庁敷地内にある「県庁の森」に雪割草の苗木1500株を植栽した。
植栽は今回で4回目。
・花を楽しむ(雪割草の花めぐり)
・雪割草まつり(長岡市:国営越後丘陵公園・3月20日)
3月16日から国営越後丘陵公園の花と緑の館で一足早く「雪割草まつり」が始まった。
屋内に紫やピンク、白など色とりどりの雪割草約70点が植えられ群生地を再現した。
丘陵公園では、2001年から毎年1万株を園内に植えており、4月中旬には約11万株が咲き誇る。
・雪割草祭り(五泉市村松区:村松雪割草の会・3月27日)
会場に通じる道路には「雪国の妖精雪割草」と書かれた旗がなびく。
会場の約330平方メートルのハウス内には約10万株の赤・白・紫・ピンクなど色とりどりの雪割草が並ぶ。
・村松愛宕山雪割草小径(五泉市村松区:愛宕山・3月27日)
村松公園から山頂の愛宕山(103m)に通ずる雪割草小径の両側の雪割草は、まだ咲き始めたばかり。
・県庁の森の雪割草と福寿草(3月30日)
「県庁の森」の雪割草が咲き始めた。
雪割草は、平成21年から4カ年にわたり、新潟県雪割草連合会から寄贈され合好会の皆様方が植栽したもの。
雪割草の近くで咲く福寿草は今が満開で見ごろ。
4月に入り里に春の訪れを告げる可憐な雪割草はこれからが見ごろを迎える。
3月10日から4月15日まで、西山大崎雪割草の里(柏崎市)・雪国植物園(長岡市)・国営越後丘陵公園(長岡市)の雪割草を見学するスタンプラリーが開催されている。
雪割草の花めぐりに出かけ花を楽しんでみいては。
雪割草を育て植栽 (イラストを模写)