ボタンとツツジとフジ花めぐり

kanazu362013-05-17

今年は低温の影響で開花が遅れていた花々も、ようやく気温が
20度を超える陽気となりボタンとツツジとフジ花などが見ごろを
迎えている。
快晴の青空の中5月14日ボタンとツツジとフジの花めぐりに
出かけた。
・ボタン
 ・新潟県立植物園のボタン園
  県立植物園の屋外にあるボタン園は色とりどりの花が咲きいまが見ごろ。
  ぼたん園の案内板には、「新潟県のボタンの栽培は古く、江戸時代(万延年間1860年)まで遡ることができる。現代に続くボタン栽培は明治20年ころ始まった。明治7年には新津市の江川啓作、四柳徳次郎の両氏によりボタンをシャクナゲの台木に接ぐ技術が確立され、短期間に大量の苗木を作ることが可能になった。・・・」と書かれている。
 ・新潟県立植物園のボタンコレクション保存園(新潟市秋葉区
  県立植物園の屋外に、にいがた花木園「江川一栄ボタンコレクション保存園」がある。
  平成17年、新潟市秋葉区子成場の木楽園園主江川一栄氏からボタン182品種1350株の寄贈を受けた、ボタン保存園として整備してきた。
  現在保存園には205品種2000株の花が植えられている。
  色とりどりの花が咲きいまが見ごろ。
 ・五泉市東公園のぼたん百種展示園(五泉市赤海)
  東公園の「ぼたん百種展示園」は、約6400平方メートルの園内に120品種・5000株のボタンが植えられている。
  低温の影響で開花が遅れていたが、ここ数日の暖かさで園内のぼたんも7分咲き。
  園内は白・紫・黄・ピンク・赤などの色鮮やかなボタンの大輪の花が咲き大勢の人が花を楽しむ。
 ・弥彦牡丹園(弥彦村大戸)
  弥彦村大戸の弥彦牡丹園は、地元の実業家大谷さん個人が所有管理する。
  牡丹園は無料開放されており、満開の今は赤・紫・白・ピンク・黄など色とりどりの大輪の花が咲き誇り、花を楽しむ多くの人で賑わう。
  また、休憩所からは遠くに霊峰弥彦山を望むことができる。
  弥彦牡丹園は、大谷さん夫婦が島根県大根島へ旅行した折に、300年の歴史ある
  大根島牡丹園を観光し余りの美しさに感動し、大根島から牡丹の原木を500株余り取り寄せて平成17年にこの地に植えたのが始まり。
  ボタンの花は強い日差しを受けると花弁がしおれるため花壇の天井に日よけのよしずが張られている。
  会場で関係者に尋ねると、「現在はおよそ2ヘクタールの敷地に、約180種類・約3300株の牡丹が植えられている」と。
ツツジ
 ・新津さつき山公園(新潟市秋葉区
  案内板には「自然豊かな丘陵一帯に点在する公園に、緑の散歩道“木漏れ陽(び)の遊歩道”があります。その中の一つ“さつき山公園”は、休養施設を備えた約2ヘクタールの公園です。
  約150種類のさつきを含め、約4万8000本のさつきつつじがあります」
  と書かれている。
  園内は傾斜地に造られ、さつき園が2カ所とつつじ園が1カ所とさつき・つつじ園が1カ所の4園に分けられている。
  斜面の階段を上り頂上の東屋に出た。
  斜面を見下ろすと色とりどりのつつじはやさつきが咲く。
 ・新潟県立植物園のツツジ園(新潟市秋葉区
  ツツジ園には、約50種の野生の色とりどりのツツジが咲く。
・フジ
 ・保内公園の三色(紫・白・ピンク)のフジ(三条市保内公園)
  保内公園に珍しいピンク色のフジの花が咲いていると知り見てきた。
  フジ棚は、公園入口正面噴水脇の左右にある。
  右側はピンクと紫の花が咲き、左側は白と紫の花が咲く。
  公園内で植木の手入れをしていた造園業者の人に聞いた。
  「フジといえば普通紫か白だが、ピンクの花は珍しい」と。
  これまで紫や白のフジの花は見たことがあるがピンクの花は初めてである。
 ・燕八王子安了寺の白フジ(燕市八王子)
  安了寺の境内の案内板には、「新潟県指定天然記念物・八王子の白藤」推定樹齢3百年・幹廻り5.3m・無数の枝が四方に広がり東西28m・南北18mに張り出し高さ約3mと書かれている。
  昨年は大雪でフジ棚が壊れ花は半分しか花が咲かなかった。
  フジ棚から30センチから50センチほどの白い花房が垂れ下がっているが気温の影響でまだ3分咲き。
  平日にもかかわらず、安了寺の境内は多くの人で賑わう。
今年もボタンとツツジとフジ花に魅せられ花めぐりに出かけた。
ピンクのフジの花だ・・・ (イラストを模写)