梅と笹と三角チマキ

kanazu362007-06-26

タツムリが、雨あがりの庭のアジサイの葉の上に。
梅雨入りから1週間。
梅の熟す季節がきた。
6月は新笹も出る。
書物によれば、チマキや笹団子や富山の鱒鮨等に使う笹は、
『「熊笹」ではなく正式には「熊居(くまい)笹」または
「チマキ笹」という』と。
新笹が出ると田舎では「三角チマキ」を作った。
・梅
 新潟県内有数の梅の産地亀田(旧亀田町)では、梅の収穫が最盛期を
 迎えている。
 亀田郷みなみ営農センターによると、同地区では67軒の農家が
 約11万平方メートルの畑で梅を栽培する。
 スーパーの店頭に梅が並ぶ。
 亀田産の「藤五郎」は、キロ500円弱で売られている。
 出雲崎町釜谷地区も梅の産地だ。
 釜谷の親戚から「梅採りは24日から始まる」と電話があった。
 24日、梅を買いに出雲崎釜谷まで出かけた。
 大玉LLを10キロ買った。
 箱には「越のうめ」 “良寛のふる里釜谷うめ・釜谷梅出荷組合”
 と書かれている。
 妻は、梅で梅干し・梅酒・煮梅・カリカリ漬け・梅ジャム等を作る。
 煮梅を作るため串の先で梅に穴を開ける。
 カリカリ漬けを作るため梅割り機で梅を割り種を取る。
 台所には、カメ・タッパ・貯蔵ビン・干しザル等が準備されている。
 今夜は、夜なべ仕事になるぞ。
・新笹採り
 笹は、昔勤務した和島の山に沢山ある。
 場所は、出雲崎に行く道中の山なので分かる。
 道端に車を止め藪の中に入り「チマキ笹」を採った。
 採った笹は、はさみで切り取り水洗いする。
 笹をナイロンの袋に入れ冷蔵庫で保存。
・三角チマキ
 田舎では笹を使い「三角チマキ」「笹団子」「笹餅」「笹鮨」などを作る。
 妻は、笹2枚を使い三角チマキを作る。
 笹を折り曲げ三角の袋を作りその中にもち米を入れ、菅(すげ)で縛り
 鍋に入れ蒸かす。
 「チマキできたよ。味見して」
 できたチマキは、孫や知人に配られる。
梅雨時の我が家の行事は、梅買い、新笹採り、三角チマキ作りと決まっている。
梅採り (イラストを模写)