鮭まつりでサケのつかみ取りに挑戦

kanazu362008-11-12

昨11月11日は「サケの日」。
鮭という文字は、魚偏(へん)に「圭」と書く。
つくりの「圭」が十一・十一と読めることから、
11月11日が「サケの日」に。
サケの日11日、村上市羽黒神社で鮭の恵に感謝する「鮭魂祭」が、
イヨボヤ会館では「越後村上三ノ丸流塩引き道場」の道場開きが行われた。
10月8日、サケ漁の実態などを通じて信濃川の環境を考えるシンポジウムが
長岡市の長岡商工会議所で開催された。
新聞によれば、北海道の秋サケに異変が起きていると。
生まれ故郷の川に遡上するサケの数が前年の6割程度と低迷。
原因は小雨で川の水位が低く遡上の環境が整わないこと。
一方でふ化事業自体の限界を指摘する専門家も。
千歳サケのふるさと館の菊池基弘学芸員は「人口増殖は遺伝子の多様性を失わせるため、
大きな環境変化が起きると絶滅する可能性がある。野生のサケ復活にも力を入れるべきだ」
と警鐘を鳴らしている。
信濃川漁業協同組合舞潟ふ化場では、毎日曜日午前10時から午後2時までサケの
つかみ取りを開催していると知り10月9日つかみ取りに挑戦した。
・サケのつかみ取り(新潟市舞潟:信濃川漁業協同組合)
 信濃川は367キロと日本一長い川。
 信濃川河口付近の新潟市舞潟に信濃川漁業協同組合の鮭採卵ふ化施設がある。
 施設入り口にサケの絵が描かれた大きな看板が立つ。
 看板には、「サケは新潟県では古くから親しまれ、人々の生活に溶け込んできた
 重要な魚です。・・・」信濃川漁業協同組合と書かれている。
 建物入り口左側に昭和60年9月1日建之の「鮭の供養塔」がある。
 事務所で話を聞いた。
 ・漁期は、10月20日から11月25日
 ・魚場は、信濃川の昭和橋から上流酒屋小学校までの7箇所
 ・漁獲量は、毎日100匹から200匹
 採取したサケは、生育度により選別され15個あるイケスの中に分けて入れられる。
 選別作業は3人で行う。
 オスメスを見分け選定者に見せる係り、サケを選定する係り、選定漏れのサケを棒で
 タタク係り。
 サケの運命も選定者の一声で決まる。
 「色男」と「タタク」。
 係りが「オス」、選定者が「色男」。
 「色男」と言われたサケは、係りがイケスヘ。 
 「オス」「タタク」。
 「タタク」と言われたサケは、棒でたたかれ天国ヘ。
 今回つかみ取り用のサケは、本来ならば「タタク」のさけ。
 青いビニールシートの引かれたイケスの中でサケが元気に泳いでいる。
 サケのつかみ取り希望者は参加費1000円が必要。
 つかみ取りは1尾限り。
 イケスに入った手でつかめるもよし、網ですくうもよし。
 4歳の男の子が大きいサケを網でつかまえた。
 重すぎて持ち上げられない。
 おじいちゃんの力を借りてようやくイケスの外え出した。
 係りの人が跳ねるサケの頭を棒でたたいた。
 おじいちゃんが子どもに「気絶したんだよ」と。
 1000円を払い網で1尾すくうことにした。
 大きいサケをめがけて網を入れる。
 すいと身をかわす。
 勢いよく一匹のサケがイケスの外へ飛び跳ねた。
 係りの人が「このさけは大きくて元気がいいよ」。
 飛び跳ねたサケにした。
 係りの人がサケの頭を棒でたたく。
 家族連れの親子がイケスに入る。
 イケスの中で親子がサケを追う。
 小学生の女の子がサケをつかまえた。
2階の休憩室では無料のサケ汁が自由に飲める。
売店では、捕れたサケを加工した「鮭の燻製」「鮭の味噌漬」「鮭の焼漬」「イクラ
などが販売されている。
生まれて初めてサケのつかみ取りに挑戦した。

サケをつかまえた (イラストを模写)