八石ナスと白ナスと緑ナス

kanazu362009-09-18

日本のなすの形は多様で色が濃い紫色がほとんど。
ごくわずかに地方品種として、葉緑素も形成されない
白ナスやナスニンという紫色の色素ができず葉緑素
形成される緑色の青なすもある。
9月13日のNHK「たべもの一直線」で旧小国町(現長岡市)の八石ナスを紹介していた。
13日の新聞で新潟市西蒲区の白ナスを紹介していた。
畑仲間が白ナスを栽培しているのを知った。
うららこすどの野菜売り場で青なすが売られていた。
・八石ナス
 新潟県の旧小国町は八石ナスが町の特産品。
 テレビに登場した農家の小川さんは、八石ナスは皮が柔らかくて甘みの濃いナスで
 浅漬けには最高で生でも食べられると。
 八石ナスの「転・地・人」を紹介していた。
 ・転(輸送中に傷をつけない技)
  収穫したナスが輸送中に傷がつかないよう上手に箱に並べる工夫と技。
  大小のナスをうまく並べ隙間をなくし少しくらいの揺れにも箱の中で動かない。
 ・地
  山間地のため水不足が深刻。
  水不足を解消するため傾斜地を有効に活用。
  ビニールと稲ワラを敷き水が上から下へ流れるように工夫し、稲ワラを敷くことで乾燥を
  防いでいる。
 ・人
  集落も高齢化が進み栽培農家15軒の平均年齢が70歳。
  地元の小学生が総合学習の授業で八石ナスの収穫作業を体験。
  この中から1人でも農業に興味を持ち後継者が誕生してくれればと。
 皮が柔らかく傷つきやすい八石ナスの収穫に2枚重ねの特殊なはさみで収穫する様子が
 紹介されていた。
 最後に小川さんは、八石ナスとアオジソとカブラナンバンのみそ板目が最高だと。
・白ナス(新潟市西蒲区仁箇:鹿児島農園・9月17日)
 近くの農園で27人が、それぞれの畑で野菜を栽培する。
 ほとんどの畑では濃い紫色のナスを栽培しているが、だだ一人濃い紫色のナスと白ナス
 の両方を栽培する人がいる。
 白ナスの苗は、新潟市西蒲区の巻の知人から買い今年初めて挑戦したという。
 珍らしい白ナスの写真を撮るため9月17日、新潟市西蒲区役所産業観光課を訪ねた。
 白ナスは、昭和初期から西蒲原地域の各町村で栽培されていた伝統野菜。
 しかし、収穫量が少なく皮が傷つきやいため敬遠されるようになり、数年前にはごく一部の
 農家が細々と栽培を続けるだけとなった。
 西蒲原地域の人たちが白ナスを地域の特産品として多くの人に知ってもらおうと2004年
 に「みどりとおひさまの会」を結成、白ナスの普及に努めている。
 2006年からは毎年秋に白ナスの直売や試食などを行う「白なすまつり」を開催、今では
 「越後白なす」のブランド名で売られるようになった。
 今年も7月20日の海の日に上堰潟で「白なすまつり」を開催した。
 区役所で白ナスを栽培する旧巻町仁箇の鹿児島農園を紹介された。
 鹿児島農園のナス畑に白ナスがたわわに実る。
 鹿児島さんは、「白ナスは、近くの農産物直売所”さぞう”で販売しています」と。
 さぞうの店先に「ファーマーズネットワーク”みどりとおひさまの会”巻農業普及指導
 センター」と書かれたのぼり旗が立ち白ナスも売られていた。
・青ナス
 旧小須戸町の「うららこすど」の野菜市場で緑色のナスが売られていた。
 緑ナスを見るのははじめてである。
 店の人は、これは「青ナス」ですと。
 青ナスといえば「埼玉青なす」が有名。
・番外:わが家の畑は紫色のナス
 わが家の畑では農家から買ったナスの苗を植えている。
 今年は5月3日に苗を植え6月3日に初収穫した。
 今年もたくさんの収穫があり、漬けなす・みそ汁の具なでにして食べた。
 9月14日最後の収穫をしてなす木を倒した。
ナスの種類も長卵形なす・卵形なす・丸なす・長なす・大長なす・米なす・小丸なす
と多種多様。
色も、濃い紫・白・青がある。

畑に珍しい白ナスが (イラストを模写)