新潟農園・新潟遊園そして新潟寺尾中央公園

kanazu362007-01-18

一足早い春の香りを全国に届ける、越前海岸(福井県)の
水仙の出荷が最盛期を迎えていると新聞に。
年間115万本もの水仙を出荷する。
花といえば、チューリップが新潟市の市の花に決まり、
新潟市の緑化のシンボルの花となった。
タウン情報誌「新潟情報」に”あの日にタイムスリップなるほど100年”
「昭和8年4月新潟農園が開園」と出ていた。
・新潟農園(山ノ下)
 新潟農園は昭和7年、チューリップ球根の輸出と人々に気楽に行ける遊園地を
 提供するために設立され、面積約5haほどの園内には、カンナ・ダリアなどの洋花、
 牡丹・水仙等の国産種、そしてイチゴ・ブドウなども植えられた。
 昭和8年4月に開園し、見渡す限りのチューリップ畑に人々は驚き、たちまち新潟の
 「新名所」になった。
 しかし、日中戦争の拡大と食料増産の動きでチューリップは「国賊作物」い言われ
 農園は閉鎖された。
・新潟遊園(寺尾)
 新潟遊園は、終戦後の昭和20年(1945)寺尾に農園として開拓された。
 昭和24年(1948)チューリップ等の球根栽培を開始、その後レジャー施設を
 整え市民のために「新潟遊園」として開放された。
 昭和56年(1981)閉園。
 その後巻町越前浜(現新潟市)へ移り「新新潟遊園」として再開園された。
 新潟遊園の往時を偲ばせるものは、「越後線農園前踏切」と書かれた標柱が
 越後線寺尾駅近くの踏み切りに、今にその名を残すだけである。
・新潟遊園(巻町越前浜)
 昭和57年(1982)4月1日開園。 
 平成6年(1994)10月30日閉園。
 町誌「広報まき」の平成4年(1992)5月10日第627号の表紙は、「チューリップの
 香り楽しむと」と書かれ、新潟遊園のチューリップ畑が表紙を飾る。
 説明文には「花畑一面に咲いた色とりどりの鮮やかなチューリップの香りを楽しみ、
 家族連れが暖かい一日を満喫していました。(於 新潟遊園越前浜)」と書かれている。
・新潟寺尾中央公園(旧新潟遊園)
 昭和56年(1981)閉園した旧新潟遊園(寺尾)を新潟市が改修。
 昭和60年(1985)新潟寺尾中央公園として開園。
新潟遊園も新潟寺尾中央公園も市民の憩いの場である。
新潟遊園の思いでは、昭和49年(1974)5月3日の日記に、
「快晴家族でチューリップを見、娘と公園内を走るお猿の電車に乗る」と書かれている。
新潟の寺尾地区に昭和57年(1982)家を新築した。
近くの新潟寺尾中央公園へは、孫を連れて時々遊びに行く。
公園からは、今日も元気で遊ぶ子どもたちの声が聞こえてくる。
ブランコあったよ (イラストを模写)