二度わらし６５歳の子ども

昔、日本むかし話で「二度わらし（童）」という
言葉を聞いたことがある。
昔の人は、「老人惚け」の人のことを言ったらしい。
現代では、「認知症」の人のことになるだろうか？
妻が、１泊２日の予定で中学校同級会に出席するため柏崎に出かける。
６５歳の子どもに変身した。
テーブルの上には、忘れるといけないからとカレンダーの裏に大きな文字で、
・部屋の窓は開いています。閉め忘れないように
・明日は町内の下水掃除です。７時に鐘が鳴ってきます忘れないように
・側溝のふたは重いので、ギックリ腰を起こさないように
・庭の水まきを忘れないように
・カレーと味噌汁は、朝昼晩に必ず火をとおすように
等、沢山の注意事項が書かれていた。
普段何もしない亭主関白であれば当然か。
６５歳でも、妻から見ればまだ子どもか。
あるいは、二度わらしの始まりか。
留守番できるよ　（イラストを模写）