ど根性葉牡丹と正月花木

kanazu362007-12-31

昨夜からの雪で大晦日の朝は、庭や屋根が真っ白に。
「正月さま正月さま どこまで来やった 
木切り山の腰まで なに土産持ってきた 
雪のような飯(まま)と 紅のような鮭(いお)と」  
新潟県山北町の子どもたちが歌った「正月さまの歌」が12月28日の新潟日報
紹介されていた。
「もういくつ寝るとお正月・・・」と歌われる懐かしい「お正月」の歌。
明日はもうお正月。
「ど根性葉牡丹」の話題が12月27日の新聞に出ていた。
2007年の春にアスファルトの隙間から芽を出しすくすく育ち、11月に花を咲かせ、
2008年の早春を力強く生きる「ど根性葉牡丹」。
ど根性葉牡丹と正月の縁起花木の話題を集めた。
・ど根性葉牡丹
 28日、新潟市東湊町通りの道路脇の電信柱(東湊幹24)と道路端のアスファルト
 隙間から大きく伸びている2株のど根性葉牡丹を見た。
 電信柱の根元から伸びた大輪のど根性葉牡丹は赤紫の大きな花を咲かせている。
 道路端のアスファルトとコンクリートの隙間から伸びたど根性葉牡丹も赤紫の花を
 咲かせているが葉も花も小さい。
 ど根性葉牡丹の成長を見守ってきた斉藤夏子(65)さんは、店の前に花台を置き、
 花などを育てている。
 「以前育てた葉牡丹の種が飛んで芽を出したのでしょうか。正月に向けど根性葉牡丹が 
 2輪も咲くとは縁起がいいい。大きさの違いは電柱が邪魔して日が当たらないからでは」
 と。
 大輪のど根性葉牡丹は高さが約70センチ・花の直径が約45センチ。
・正月用縁起花木
 ・ナンテン
  上越市稲の丸山農園では正月の生け花用のナンテンの出荷華準備で多忙。
  ナンテンは、「難を転ずる」につながることから縁起がいいとされる常緑樹。
  花木は28日から30日まで地元の市で販売される。
 ・チューリップの出荷
  生産量日本一を誇る新潟県のチューリップ切り花の出荷が、年末年始の需要期に
  合わせピークを迎えている。
  22日旧白根市次郎右エ門興野の「JA新潟みらいフルーツ・フラワーしろね」を
  訪ね集荷状況を見学した。
  26日は、約10万本の花が次々と搬入され、JA職員らが等級確認や梱包作業に
  追われた。
  正月用の花として東京や大阪の市場に出荷する。
・新春のミニ門松づくり
 新潟市シルバー人材センター西蒲事務所では、新春のミニ門松づくりに多忙。
・正月を彩る生け花講習会
 ・燕市の吉田公民館で、27日「新年を迎えた家の中に飾る生け花の講習会」が
  開かれ約30人の人が、正月の縁起物である「松」「千両」「菊」「ラン」などを
  組み合わせた作品を生け正月飾りに彩りを添える。
 ・伝統文化子どもいけばな教室
  28日、村上市中央公民館で「伝統文化子どもいけばな教室」が開催され、小学
  1年生から5年生までの女子13人が参加した。
  正月用に「若松」「黄中菊」「千両」などを組み合わせた作品を生けた。
・古典園芸植物展
 旧新津市金津の新潟県立植物園で1月4日から「古典園芸植物展」が開催される。
 同植物園では正月用の縁起花木を、新聞に紹介している。
 ・ユズリハ
  新しい葉が出てから、古い葉が落ちる様から、親から子へ確実に代を譲る様に
  見立て、家が代々続いていくことの象徴として、めでたい植物として正月の飾り
  などに使われる。
 ・マツ
  日本には7種類のマツが自生する。
  一年中緑の葉を茂らせるマツは、古来より長寿を象徴する、縁起の良い木とされ、
  祝い事などに用いられてきた。
  門松は、正月に神を迎えるために飾られる。
  正月の準備の始まりとして、門松用のマツを山から切ってくる行事を「松迎え
  という。
人生は、ど根性葉牡丹に負けないよう強い根を大地に張り巡らしマツの長寿にあやかり
ユズリハのように親から子に世代を譲りたいものだ。 

電信柱の根元にど根性葉牡丹 (写真を模写)