灯油と木質ペレット

kanazu362009-01-20

昨19日は、新潟市も朝から雨が降り元旦以来連日顔を
出していたお日様の顔が見れるかどうか心配した。
午後2時過ぎ薄日が差し雪国新潟市でも連続19日間
お日様が顔緒を出した。
お日様が照ると温かく寒さを忘れる。
今日1月20日は大寒
寒の真ん中で、一年で最も寒い時期といわれる。
街中では珍らしい家の周りをヨシ廉(ず)張りにしている家が近くにある。 
灯油の値下がりで市民にとって少し温かさが戻る。
1月8日久し振りに新潟の柾谷小路を歩いた。
新潟中郵便局のショーウインドに「木質ペレット」の大きな宣伝広告を見つけた。
今巷で話題の木質ペレット製造工場を1月10日見学した。
・灯油の値段
 ガソリンの値段が下がり続け1リットル90円台に突入した。
 近くのスタンドは96円だ。
 ガソリンの値下がりに伴い灯油も値下がりしている。
 近くのホームセンターでは、1リットル60円で18リットル1080円。
 セルフでは1リットル54円の店もある。(18リットル972円)
 これからが冬本番、灯油はどこまで下がるのだろうか。
木質ペレットの宣伝と工場見学
 ・木質ペレット宣伝
  新潟中郵便局のショーウインドに「木質ペレットは地球にやさしい燃料エネルーギー
  です」と書かれた大きな宣伝広告があった。
  平成19年12月現在の木質ペレット推進協議会調べによる、1000カロリー当たりの
  「日本のエネルギー単価表」が掲示されておりメモした。
   ・木質ペレット:10円 ・灯油:11.7円 ・重油:107円 
   ・電気:26.7円 ・LPG:18.7円 
  木質ペレットが灯油より安いのに驚いた。
 ・木質ペレット製造工場見学(北蒲原郡聖籠町:1月10日)
  夢ハウスで木質ペレット製造工場見学ツアーがあると知り1月10日見学に参加した。
  広い工場には、「木質ブリケット製造工場」と「木質ペレット製造工場」があった。
  ブリケットもペレットも工場から出る「オガ粉」を集塵機で集め高圧で固めて作る。
  どちらも、接着材などを使わずに圧力だけで固めるので燃やしても有害なガスは
  発生せず、燃やした後に残る灰も安心して畑などにまくことができる。
  圧縮されているため密度が高く、一般の薪に比べて1.5から2.0倍長く燃えるという。
  製造機からは、製品のブリケットやペレットが次々と出てくる。
  ブリケットもペレットも円筒形で大きさは、ペレットは直径6から8ミリ・長さ2.5センチ以下
  ・ブリケットは直径7.5センチ・長さ28センチにした燃料。
  値段は、ペレット10キロ袋入れ550円・ブリケット8本入れ10キロ550円。
 夢ハウスの赤塚幹夫社長は、わが社の工場から年間数100トンも出る木のおがくずで
 薪ストーブの燃料となる「加工薪」の木質ペレットや木質ブリケットや木端を製造している。
 灯油に代わる次世代燃料として是非昔のように木質燃料を利用してほしいと。
グリーンニューデールという言葉がしばしば新聞に出る。
グリーンニューデールとは、アメリカのルーズベルト大統領が行った景気対策(ニュー
ディール政策)に敬意を称しクリーンエネルギーを中心として世界経済を再建しようとする
考え方。
薪やペレットやブリケットや木端といった木質燃料は、大気中のCO2(二酸化炭素)を
取り組んで育った樹木が原料のため燃えてできるCO2は、自然界にあったものなので、
差し引きゼロとなることからクリーンなエネルギーともいわれる。
木質ペレットや木質ブリケット製造工場を見学し、あらためて木質燃料のすばらしさを知った。

すごいごみのおがくずが宝の山に (イラストを模写)