年の瀬来年の干支は寅

kanazu362009-12-30

明日はもう大晦日
27日、京都の浄土宗総本山・知恩院で恒例の除夜の鐘の試し
突きが行われた。
28日、大阪の通天閣で年の瀬を告げる名物行事「えとの
引継ぎ式」が行われた。
年の瀬、街のあちこちで来年の干支の寅作りや寅の絵馬が飾られ新年を迎える準備が
進む。
街中を散策、寅作り工房や寅の絵馬などを見てきた。
・すげ細工で「寅」作り(妙高市平丸地区)
 妙高市平丸地区では来年の干支「寅」作りがピークを迎えている。
 平丸で作るすげ細工の干支は人気で全国から注文が届く。
 最盛期の40年ほど前は200人以上いた作り手も過疎と高齢化で今では6人に。
 今では一人で一日1個作るのが精いっぱいだという。
・江戸独楽の寅作り(新潟市中央区:木地玩具ひらばやし・12月8日)
 新潟市中央区の木地玩具ひらばやしの江戸独楽師平林正志(52)は、趣味で覚えた
 江戸独楽をミズキをろくろうで回し、削って独楽に色を塗り「寅」を作る。
 できた干支の「寅」は、新潟ふるさと村のみやげコーナーで販売されている。
間伐材で寅作り(阿賀野市安田:NPO法人ウッディ阿賀の会・12月10日)
 森林整備活動に取り組むNPO法人ウッディ阿賀の会では、阿賀町の山林で伐採され山に
 放置されているアカマツ間伐材を活用し、会員が干支の「寅」を制作、阿賀野町保田の
 ヤスダヨーグルトの駐車場の屋外展示場に展示した。
・土鈴で寅作り(新発田市東新町:工房寿々蔵)
 新発田市東新町の工房寿々蔵の高井昭蔵(65)さんは、阿賀野市安田産の粘土を使い
 干支の「寅」の土鈴を作る。 
・新潟護国神社の寅の大絵馬(新潟市中央区:新潟護国神社・12月29日)
 新潟護国神社の本殿正面左右に寅の大絵馬(縦2.5m・横4.5m)が掲げられた。
 制作したのは新潟市の新潟デザイン専門学校イラストレーション科の1年生6人。
 絵馬は昨年の「丑」に続き2回目で神社が制作を依頼した。
・大和上越店の干支の寅絵(上越市高田本町:大和上越店)
 来年の4月末で閉鎖が決まっている大和上越店で今年も上越市中郷区の陶芸家高井進
 さんが描いた干支の「寅」の絵(縦1.8m・横0.9m)が飾られた。
 高井さんの描いた干支の絵は、これまで11回デパートのショーウインドーに展示され
 多くの市民に夢を与えてきたがデパートの閉鎖で今回が最後となる。
・アシカの「ジェイ」君の書き初め「寅」(横浜市金沢区:水族館)
 横浜市金沢区の水族館「横浜・八景島シーパラダイス」でアシカの一種オタリアの「ジェイ」
 君が、口にくわえた筆で干支の「寅」の文字を見事に書いた。
 「オタリアの書き初め」は来年1月1日から31日まで披露される。
・番外:関川村猫ちぐら関川村
 関川村の特産品「猫ちぐら」の製作の様子がNHKのおはよう日本で全国に放送された。
 猫ちぐらの中で休む可愛いい猫の姿がアップで映し出される。
 猫ちぐらは、子守の手が足りなくなる農繁期に赤ん坊を入れておいた揺りかごの「つぐら」を
 基に考えれれたという。
 一つ作るのに10日ほどかかり、現在は注文が多く注文してから半年はかかるという。
・番外:小正月伝統行事の「アマメハギ」の蓑(みの)作り(村上市大栗田村)
 村上市の大栗田集落に小正月伝統行事「アマメハギ」がある。
 小中学生らが天狗や獅子などの姿に扮して怠け者をいさめる小正月行事。
 アマメハギの「アマメ」とは、囲炉裏で暖を取っていると素肌にできる赤い火だこを指し、
 怠け者の証とされる。
 小中学生らが集落の家を回り、いさめるためにアマメをはぎ取るしぐさをする。
 集落の大人が子どもたちが身に着ける蓑を今回50年ぶりに2着新調し、伝統行事に
 備えた。
 身に着ける蓑は1955年(昭和30)ごろまで、山の仕事着や雨具としてどこの家でも
 作っていた。
街のあちこちから新年を迎える準備の足音が・・・

大きな寅の絵馬だ (イラストを模写)